スキージャンプの高梨沙羅さんが、北京オリンピックの混合団体でスーツ規定違反で失格となってしまいました。
飛んだ後の抜き打ち検査だったようですが、関係者の事前の管理責任にも疑問を持ってしまいます。
違反理由や失格の原因はなぜなのか、事前に検査はしないのでしょうか?
調査しましたので紹介します。
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北京オリンピック・高梨沙羅が失格

「北京五輪・スキージャンプ混合団体」(7日、国家スキージャンプセンター) 日本代表は高梨沙羅(25)が先陣を切り、1回目で103メートルの大ジャンプ。124・5点と表示されたが、まさかのスーツ規定違反との判定で記録なしとなった。 両手で顔を覆い、涙が止まらない状態に。
高梨は納得の笑顔を見せ、3位に大差の2位につけたかと思われたが、直後にスーツ規定違反が判明。まさかの失格によりポイントは入らなかった。状況を知った高梨は号泣。関係者に支えられて引き上げた。
提供元:デイリー
高梨沙羅さんは素晴らしいジャンプで結果を出したのですが、直後にスーツの規定違反で失格になった。
視聴者の多くは
- なぜ後からチェックが入るのか?
- チームや関係者でチェックしないのか?
と疑問を感じている状態でした。
審査側にも問題があるのでは?と問題視する声も上がっていました。
ジャンプの高梨沙羅がスーツの規定違反で失格にされてる、これが中国のやり方か、全てやりたい放題
だから北京オリンピックなんて見ないのさ— Peaceful (@cho357saise) February 7, 2022
高梨沙羅がまさかのスーツ規定違反で失格 大ジャンプもポイント取り消し ショック隠せず号泣
2/7(月) 21:06 配信スーツ規定違反ってなんやねん😡
ただの、イチャモンやろ😡
冬季2022オリンピック
— コロナ脳と、そこまで言って委員会NP、ノーマスクのアホって笑える☺ (@MIRAI_KATARUZE) February 7, 2022
高梨沙羅さん、太もも部分のスーツがわずかに大きいから失格、、、って抽象的な表現。
太ももの幅の何%以上は失格とか無いのかな。
チカラの入れ具合で変化しそうだけど、いきなり3名も失格って異常だよなぁ。#スキージャンプ混合団体— かまたん@ももクロ、東北産激推し中 (@kamata_toshi) February 7, 2022
疑問が多く残る経緯でしたが、今回の失格理由について紹介します。
高梨沙羅はなぜ失格に?違反理由は太もも?

高梨選手が失格になった理由は、太もも回りが2センチ分大きかったことだったようです。
主な原因として本番で少し痩せて、体重が減ってしまっていたのではと考えられています。
スーツが少しでも大きいと空気抵抗が増すため、飛距離が伸びて有利になるため厳しい規定がなされています。
国際スキー連盟の規則では
直立姿勢で、スーツ寸法はボディーと一致しなければならず、最大許容差はスーツのあらゆる部分において、ボディーに対しプラス1センチ~3センチ(女子は同2センチ~4センチ)とする。
と決められています。
シーズンの初めに計測して数値を提出するので、体重の変化などで誤差が出てくるケースはあるとのことですが、、、、
高梨選手は過去にも太もものスーツ違反で失格の経験があるので、流石にそんな初歩的なミスを犯すとは思えません。
高梨選手自身もチームの管理者も万全のチェックをしているたのではないでしょうか?
中国の運営側が図った結果ですが、もう一度正確に検査してもよいのではと思ってしまいます。
追記:日本代表の鷲澤コーチによると、標高の高さが影響して体内の水分が抜け体重が減少したことが規定違反につながったと言われているようです。
高梨沙羅は過去にも太もものスーツ違反
高梨沙羅さんは「ノルディックスキージャンプ女子」のオーストラリアで行われた、W杯個人第5戦でも失格になった経験があるようでした。
国際スキー連盟(FIS)の規則では「直立姿勢で、スーツ寸法はボディーと一致しなければならず、最大許容差はスーツのあらゆる部分において、ボディーに対しプラス1センチ~3センチ(女子は同2センチ~4センチ)とする」と決められている。シーズン始めに計測し、数値を提出するため、体重の変化などで誤差が出てくるケースはある。そのため「スーツ規定違反」は珍しいことではなく、原田氏は「本人の責任でも、測った審判の責任でもない。我々管理する立場がしっかり管理しないといけない」と話した。
ジャンプは浮力を味方につけ、遠くに飛ぶことを目指すスポーツ。スーツには空気を通す透過率についても規定があるが、選手はルールの中でなるべく風を体に受けたいと考える。同氏は自身の経験も踏まえ「スーツは使用していくとスカスカして、空気をためこまなくなっていく」と解説する。W杯を転戦する高梨クラスだと、年間約20着を使用し、常にベストの状態のスーツで試合に臨んでいる。
珍しくはない「スーツ規定違反」だが、今回の太もも部分での失格は「聞いた事がない」(同氏)事例だ。同氏は「股下をさげる人が多い。だからそこの測定は頻繁にやる」と話す。股下部分が大きければ、それだけ空気抵抗ができるため、ルールの範囲内で“ギリギリ”を狙ってくる選手もいる。同氏は「(太ももは)意図的に広げるところではない」と、今回の高梨にルール違反の意図はなかったと擁護した。
日刊スポーツ
とあるように、同じ太もも部分での違反で失格となっています。
今回の北京オリンピックでは、太ももに関しては当然しっかりチェックしているはずなのに、同じ太もも部分が原因となっているので残念でしょうかないです。
日本のコーチが言ったように、標高の高さが原因で体重が変わるなら、事前に知らせておかなければ、開催国の選手だけが有利ということにもなりかねないのではないでしょうか?
まとめ
高梨沙羅さんの1回目のジャンプの失格理由は太ももの規定違反でした。
主な理由としては、少しやせて微妙な体重の変化によるものではないか?と考えられているようです。
悔し涙を糧に、引き続き頑張って欲しい応援したいと思いました。
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