小池百合子

【2020】小池百合子の新公約わかりやすく!前回7つのゼロの結果と違いは?

小池百合子、公約、2020

7月5日の東京都知事選での小池百合子都知事が新たに掲げた公約は、どんなものがあるのでしょうか?

前回の都知事選での公約はほとんど達成されない結果になり、「7つのゼロ」と言われ当選するためだけの口約束のような形になりました。

東京都知事再選に向けての新公約もどこまで本気なのか不安になってしまいますが、前回の公約の結果や新たな公約の内容をわかりやすく紹介していきたいと思います。




Contents

【2020】小池百合子の都知事選の新たな公約をわかりやすく紹介

それでは早速、小池百合子都知事の新たな公約がコチラ。

 

東京大改革2.0「東京の未来は、都民と決める」

  • 都民の命を守り「稼ぐ」東京の実現
  • 「人」が輝く東京
  • 「都民ファースト」の視点での行財政改革・構造改革

この3本柱。

主な公約が

・東京版CDC(米疾病対策センター)の創設:CDCとは新型コロナウイルス対策として専門家を集めた米国疾病対策センターのことで、その東京版の創設を進め、新型コロナなど感染が拡大した際に対応できるようにする。

・デジタル化による都民サービスの向上

・都民の理解が得られる形での東京五輪・パラリンピックの開催

この他、

  • 「スタートアップ支援」
  • 「5Gの通信基盤の整備」
  • 「安全な妊娠、出産環境など切れ目のない女性活躍支援」
  • 「ICT人材の育成や就労支援」
  • 「感染症が拡大する中での災害対応の強化」

などなど、細かく見ていくと多岐に渡ります。

小池百合子都知事のホームページから前回の公約は削除されており「東京大改革2.0」の新しい公約に変っている。

前回のことはすべてリセットして新たに、、ということでしょう。

今までの公約よりも都知事再選の方が重要で、やはり前回の約束はすべて本気ではなくパフォーマンス程度でしかなかったのかもしれません。

2020年都知事選は小池百合子さんが出馬すれば、ほぼ再選は間違いないとの評価でした。

他の出馬者は負け戦を予想した戦いになるため少ないかと思われましたが、蓋を開けてみると過去最多の人数の22人が立候補。

2020年の都知事選の行方が気になりますが、小池百合子さんは今度こそ本気で国民に答えてくれるのでしょうか?




小池百合子の前回の公約の7つのゼロの結果や違いは?

小池百合子、公約、2020

前回の東京都知事選で小池百合子さんが掲げた公約、そして7つのゼロの結果を紹介します。

前回の公約

「東京大改革」

  1. 都民ファースト
  2. 情報公開
  3. 賢い支出

「築地市場の保護」

こちらは豊洲移転で築地市場は結果として閉鎖・解体になり約束が果たされることはなかった。

跡地の再開発方針について市場の再整備は盛り込まれなかった。

「都民ファースト」

・コロナ対策の先頭に立つ都立・公社病院の独立行政法人化の推進に関しては、たくさんの住民や医療関係者の反対の圧倒的多数の声を無視して、推進の姿勢を変えていない。

羽田空港の離着陸便が都心上空を低空飛行する危険なルート運用に関しては、地元の住民の声を無視しゴーサインを出し進めている。

「情報公開」

「東京大改革の一丁目一番地は情報公開にあり」と情報の透明化についても、豊洲市移転をめぐる意思決定の変化についての情報開示を求められたが「情報、文書が不存在であると。それはAIだから」と訳のわからない返答ではぐらかした。

カジノ法案などのIR誘致に関する調査結果も大事なポイントはほとんど黒塗りで開示された。

結果としてこの3つの公約全てが守らることはなかった。

確かに簡単な事ではありませんが、隠したり明確な回答から逃げたりと信頼を失う行動や言動を繰り返した。

7つのゼロの結果

小池百合子さんの前回の7つの公約がコチラ

小池百合子、公約、2020

画像の通り

「待機児童ゼロ」「残業ゼロ」「満員電車ゼロ」「ペット殺処分ゼロ」「介護離職ゼロ」「都道電柱ゼロ」「多摩格差ゼロ」の7公約

その結果が

小池百合子、公約、2020

少し詳しく見ていくと

  • 待機児童ゼロ:少しの進展あり(未達成)
  • 残業ゼロ:ほとんど変化なし(未達成)
  • 満員電車ゼロ:コロナの外的要因の影響で減っただけ(未達成)
  • ペット殺処分ゼロ:病気やケガなどを除くとゼロ(達成)しかし、動物福祉等の観点から行う殺処分が東京都ではまだ相当数行われている
  • 介護離職ゼロ:検証は困難、前進していると述べたが数値は不明(未達成)
  • 都道電柱ゼロ:都道の無電柱化率は全体の40%代(未達成)
  • 多摩格差ゼロ:検証困難、17年10月以降は議会で沈黙(未達成)

全てにおいてほぼ達成ゼロで、唯一達成したと言えるのが「ペットの殺処分ゼロ」の公約だけという結果でした。

これらの「7つのゼロ」はなから「ゼロ」にすること自体が難しい内容が多く、当選のためのに理想を語り国民の注目を集めるのが目的で、すべてを本気で叶えようとはしていなかったのでは?と多くの関係者は見ているようです。




新公約と前公約との違いは?

新公約と前公約との違いについては、大きく変わったというのが答えです。

先ほどお伝えしたように、小池百合子さんの公式ホームページも前公約は削除され新公約にがらりと変わっています。

新しい公約では、コロナ対策が全面に押し出されて、東京五輪やデジタル化整備などこれからの時代の変化に備えていく内容。

前回と似たような公約も残ってはいますが、同じと言えるところはやはり「都民ファースト」の部分です。

都民ファーストは大切な考え方だと思いますが、今回は名ばかりの都民ファーストにならないことを願います。




まとめ

小池百合子都知事の都知事選の新しい公約と、前回の公約内容や結果など紹介しました。

前回の公約はほとんどが叶えられず、公約の肝であった「都民ファースト」も守られていませんでした。

再選に向けての公約にも再度「都民ファースト」が挙げられていますが、今度は都民によりそってくれるのでしょうか?

再選濃厚と言われる小池百合子さんですが今後も注目していきたいと思います。